スカイシティ(マンション)

[基本計画]  SRC造 14階建 延 5098.67㎡ 1990.7

スカイシティ計画 
総合計画コンセプトより(抜粋)
構想の概要

~前略~

建物の表玄関からのランドスケープは、ゆるくカーブしたアプローチ計画を取り、隣接した公園を意識しながら、威厳ある重厚感とあこがれを実現させて、広々とした私庭園としてのゆとりにふさわしいゾーニングを行う。

植栽計画にも配慮を持たせたリズミカルな陰影をみせ、ここに住む人に安堵感や誇らしさ、期待感などが入り交じった、あきのこない演出。そしてささやかなドラマをいつまでも感じさせる、豊かな精神性を持った美意識で、ゆとりと潤いのある生活環境を予感させる。

建物導入部は吹抜けのあるゆったりしたロビーから、広々とした空間を感じさせる垂直サーキュレーションとしての風格あるデザインとともに、動線なども演出し、建物全体、そして周辺に及ぶグレードの高い活性化を示唆する生活空間を表現する。

各ホールにはゲートのあるアプローチ・デッキ等を取入れるなど、各住戸のエントランスに至る空間は、戸建て感覚の邸宅、そして高層建築ならではの眺望という贅沢な相対性を持つ居住性を実現する。

しゃれたニッチ(くぼみ)、ペーブメント(舗道)、オーニング(日除雨覆い)、吹抜け、ブリッジなどを適度に配置し、都市型高層住居の新しいスタイルの提案を考えている。

すべての素材はあきのこない本物指向で、品質はもちろん、色彩や自然光、風の流れなどといった繊細な人間らしさを忘れることなく、「自分らしい生活」を心からエンジョイできる居住空間環境を実感できるスペースづくりを行い、「ライフ・シンボル」としての立地特性を意識した、息の長い生活空間をめざした次元の高い居住性を追及する。

~後略~