Irie.ワールド・・・

◆ ・スタディ・モデル・・・チェック風景・・・イメージとの葛藤シーン

 ・作品思い出・・・断面検討から・・・

・スタディ中の模型写真の一例です。

T_u house
高松信用金庫 花園支店
高松信用金庫 丸亀城西支店

◆ ・コンペの風景から・・・設計競技応募案の思い出・・・
「香川県歯科医師会館設計競技」提出資料のコンセプト部分です・・・

資料-4 本プロジェクトに対する設計の考え方
登録No. * *     設計チーム名 有限会社 入江建築設計事務所

 新たな時代への環境づくりが進んでいる四国、そしてその玄関口とも言える香川、高松市における“香川県歯科医師会館”としての存在の在り方とは・・・。              

 サンポート高松をウォーターフロントに擁した、この恵まれたロケーションにおける“場の設定”をどうするか、 都市(まちづくり)における空間的枠組の演出も考慮しながら、現代における歯科医師会館・専門学校の表現方法の模索。                      

 特に外観の構成に関しては、新しい時代に対応した“開かれた歯科医師会館・専門学校”として、人にやさしい、明るさ、近づきやすさ、安心感、親切さ、そして信頼感、知的さ、をも併せ持ったイメージを組み込む事からコンセプトの整理を始めました。             

                                           

〇 配置・ゾーニング計画・・・第3のゾーンを等価として 今回の設計のテーマとする 会館部と専門学校部の間、つなぎの部分を第3のゾーン・・・動線計画の起点としてとらえる 

  動線計画の“要”として・・・情報発信の場 開かれたゾーンとしての“顔”の位置付け  

  アプローチ広場として利用・・・ストリートの、たまり場的なアクティビティを高めることができる

  連絡通路(共用部分の為の)としての機能、交流の場としても一部利用・・・デッキの演出

  気配と空気感のある場として、二つの建物の距離(精神的にも)を作る事ができる    

  シンボルタワーを視覚的に取り込む・・・軸線の設定・・・ウォーターフロントへの意識を演出 

  半外部的空間として、樹木との共生が図れる(既存庭の取り込み)・・・中庭効果の演出 

 駐車場、駐輪場の動線計画は十分な吟味が必要                     

                                           

〇 景観(環境)計画・・・周辺環境との調和・・・旧建物の“記憶”への配慮        

 “親しみやすさ”と“象徴性”を意識した造形イメージとして・・・            

  端正で緊張感のあるフォルム(外観)                        

  周辺環境を意識したヒューマンスケールへのこだわり・・・街並みへの配慮       

  街並みへの活性化(アクティビティ)と“風景”としての参加を提案          

  環境への配慮として、雨水利用、太陽熱利用を前提とする               

                                           

〇 機能への配慮・・・使いやすさ、管理のしやすさ、将来への対応、そして快適性の追及   

  平面的に分かりやすい配置である事・・・来館者の安心感、各施設の使いやすさ     

  多目的利用を前提とした、玄関ロビー、会議室等、フレキシブルな利用形態も配慮    

   スライディングウォール・家具等の組合せにて提案・・・併用、共用できるところは検討する

  IT・LAN環境の充実、開放サービスも考慮・・・情報発信等の充実         

  室内空気環境への配慮、自然光、外気の積極的な導入を計る(西日には配慮)      

                                           

                                           

〇 防災(防犯)計画                                  

 防災への配慮・・・安全性に対する十分な吟味                     

  全体に、構成が誰にでも分かりやすいプラン(間取り)である事・・・避難のしやすさ  

  災害時における危険性の高いガラスカーテンウォール(外壁)から単窓外壁へ・・・モダニズムの再検討 

  冠水等に対する地下室、ピット、設備機器等の配慮と対策               

  雨でもすべりにくい床材、安全な自動ドア等、きめの細かい配慮            

  予防時、災害時、避難時における構造、設備、セキュリティも含めた総合的な対策が必要 

                                           

〇 コスト計画・・・耐久性を前提として                         

 先の震災を通して、何が本当のコストダウンなのかの見直し・・・            

  構造はシンプルに(経済性と耐震性をベースに・・・)                

  設備配管もシンプルに、自然に、・・・改修のしやすさを前提とした配管計画      

  特にランニング・メンテナンスコストについて(できる限りメンテナンスフリーで考える)

  掃除のしやすさ、防汚材料の採用等・・・長期的にも、十分な吟味           

    窓ガラスの掃除のしやすさ(室内側より外面のガラス拭きが可能)          

    外壁の石質タイルは防汚型(セルフクリーニング型)を採用             

    内装タイル等は抗菌・防汚・防臭型を検討                     

  各設備機器等は省エネ、節水型とする。昇降口、改メ口、人通口等によるメンテナンスへの配慮等 

                                           

 人に優しい施設として・・・香川県福祉のまちづくり条例への準拠(全館、身障者、高齢者に優しい配慮)バリアフリー、車椅子対応等。                       

  災害時の周辺地域の人々に対しての一時的な対応にも配慮。                 

                                           

 以上をふまえた、“全ての人にやさしい”ユニバーサルデザイン、及び環境、健康への配慮を前提とする。

(1500字以内)

◆ ・エスキス アイソメ イラスト ・・・

・西坊本堂落慶記念誌表紙イラスト(設計段階でのイメージです)

イメージエスキースの思い出の断片をイラスト風に・・・

・寄付石 デザイン提案のパース画です。(記念誌p-131より)

寄付石 当初のイメージエスキス

・竣工検査風景(記念誌p-89より)

 

 ・展示会 点景・・・

・香川県デザイン協会 パネル展

パネル(4枚)コーナー

◆ ・その他・・・

・香川県弁護士会館(第4回高松市都市景観賞受賞)…紹介パンフより

香川県弁護士会館(中央下)

開設時の竣工写真アルバムの作品タイトルフォーマット(手書きでした)

事務所扁額
併設茶席扁額